国際タンカー団体インタータンコ(国際独立タンカー船主協会)は5月下旬、東京都文京区のホテル椿山荘東京で年次総会イベント「タンカーサミット」を開催した。欧州やアジアの海運、海上保安、金融、法務の有識者らが「地政学リスク」「エネルギー政策とサプライチェー ...
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2012年に発足したフィンランド企業ノルスパワーは「海運に帆船を復活させる」というミッションを掲げ、風力推進装置「ローターセイル」を積極展開している。同社のユッカ・クースコスキCCOO(チーフカスタマーオペレーションズオフィサー)に海運の脱炭素における風力の重要性について書面インタビューした。(編集部 柏井あづみ) ――ノルスパワーとローターセイルの概要を聞きたい。「ノルスパワーは… ...
日本郵船と日本海洋事業(神奈川県横須賀市)は5月28日、船員や洋上風力発電の作業員を育成する訓練センター「風と海の学校あきた」の開所式を、秋田県男鹿市の県立男鹿海洋高校内の訓練センターで実施した。郵船の曽我貴也社長は開所式で、「洋上風力人材の輩出拠点となり、産業基盤の安定に寄与するだけでなく、地方創生の拠点にもなれるよう、これから皆さまとさらに頑張っていきたい」とあいさつした。開所… 続きはログイ ...
静岡県倉庫協会はこのほど、静岡市内で通常総会を開き、2024年度事業計画、収支予算などを承認した。役員改選では中山彰人会長(浜松倉庫社長)が退任し、新会長に小島泰樹副会長(アオキトランス社長)を選任した。小島新会長は協会運営について、「会員の皆さまの役に立つように、伝統を重んじながら、新たな取り組みに挑戦していく」と話した。中山氏は「物流の2024年問題」について、しわ寄せが倉庫業界だけに… 続き ...
韓国造船最大手HD現代グループのHD現代尾浦造船は、受注をじわり伸ばしている。足元ではプロダクト(ケミカル)船2隻を成約した。1隻当たり約5000万ドルとなる。HD現代尾浦は7日、同船2隻の受注を韓国取引所に告示した。発注者は欧州船主とし、詳細は明らかにしていない。契約総額は1372億ウォン(約9992万ドル、1ドル=1373・1ウォン)、1隻当たり約4999万ドルとなる。2027年12月… ...
独MANエナジー・ソリューションズは、アンモニア燃料の取り扱いに関する乗組員の訓練についてのMoU(覚書)をシンガポール船主イースタン・パシフィック・シッピング(EPS)と締結した。乗組員の安全性を確保しながら、海運の脱炭素化実現を目指す。調印式は、ギリシャのアテネで開催された国際海事展「Posidonia(ポシドニア)2024」で実施した。今回のMoUにより、EPSはMANのエンジ… ...
複数の海外報道によると、台湾船社TSラインズはこのほど、中国・上海外高橋造船に1万4000TEU型2隻プラスオプション2隻、7000TEU型2隻プラスオプション2隻を発注した模様。それぞれ2028年、27年からの引き渡しとなる。TSラインズにとって、1万4000TEU型は初のネオポストパナマックス型で、同社最大船型となる。マーケット筋によると、アジア―南米航路や太平洋航路など、遠洋航路を強化した… ...
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)の欧州持ち株子会社でドイツに本社を置くNX欧州(柿山慎一社長)はこのほど、フランス・リヨンで開催された世界最大級の医薬品物流の展示会「ロジ・ファーマ2024」に出展した。出展は今回で2回目。NXグループのGDP(医薬品の適正流通基準)認証を取得した拠点のネットワークや高品質な輸送・保管サービスを紹介した。同展示会は4月16―18日に… ...
NIPPON EXPRESSホールディングスは10日、中核事業会社の日本通運が西日本医薬品センター(大阪府寝屋川市)で医薬品製造業許可1号区分「生物学的製剤等(製造工程の全部または一部)」を5月に取得したと発表した。メーカーや卸からバイオ製剤などの製造工程に関わる物流をワンストップで受託できるようになった。日通が医薬品物流プラットフォームの拠点として運営する4拠点で、同許可を取得したのは西日本… ...
安田倉庫は10日、同社が東雲営業所(東京メディカルロジスティクスセンター)として一括利用する物流施設「ランドポート東雲・安田倉庫」(東京都江東区)に太陽光発電設備を設置したと発表した。発電した電力を東雲営業所で自家消費し、同営業所のCO2(二酸化炭素)排出量を約30%、年間約90トン削減する。太陽光パネルの容量は245・92キロワット、枚数は424枚。発電量は年間約27万キロワット時。先月… ...
日本水難救済会(相原力会長)の2024年度名誉総裁表彰式典が7日、東京都内で行われた。受章者は6団体1人。名誉総裁の高円宮妃久子さまから表彰状と盾が授与された。名誉総裁表彰は、海難救助や洋上救急活動などに極めて抜群の功労のあった個人・団体に対して贈られる。表彰式冒頭のあいさつで相原会長は「能登半島地震の被災地はまだ復興の途上。本会としても、できる限りの支援を続けていきたい」と述べた。… ...