九・一一同時多発テロ事件に対してロシアは、まず国益優先からチェチェン民族紛争をにらんで反応した。プーチン・ロシア大統領がチェチェン武装勢力に対して「アフガニスタンの ...
二つの島の領有をめぐるマレーシアとインドネシアの争いは国際司法裁判所に持ち込まれた。裁判所の判断とは、いかなるものだったか。日本がこのケースから学ぶべき教訓とは何か――。
高額納税者番付が発表されなくなったせいでもあるまいが、最近、とんと名前を耳にしなくなったのが、タワー投資顧問運用部長の清原達郎氏(四九)――。二〇〇五年五月に発表された ...
人生のスタート地点が大学だとしたら、ゴール地点のような存在の老人ホーム。米国では、一見相容れないこの二つが結びつき、全く新しい商品が生まれている。大学が子会社を作って運営 ...
米国の同時多発テロは、宗教が持つ両義性を改めて浮き彫りにした。宗教は一方で平和や非暴力を説きながら、他方でこれほどの暴力と犠牲を要求している。今回のテロ事件は、「イスラム ...
JR宇都宮駅から車で一〇分足らずの市街地に、富士重工業宇都宮製作所がある。かつては名門、中島飛行機の主力工場の一つで、今も富士重工の航空機生産の拠点である。工場内に残る戦前 ...
十八世紀のヨーロッパにおいて、人間学があらゆる学問の基礎になると強く主張したのは、イギリスの哲学者デイビッド・ヒューム(一七一一―七六)である。ヒュームは、人間界について ...
[ポートハーコート発]ナイジェリアの町トンビアは、植民地時代からパーム油貿易の拠点として栄えた町だった。しかし今では荒れ果て、通りを行き来するのは武装した男たちだけ。
[ジャカルタ発]「バリーはよく大きな声でパンチャシラを唱えていたわ」。二〇〇九年一月、黒人として初めて米大統領に就任するバラク・オバマ氏は、一九六七年から四年間、少年時代 ...
七十七年間にわたって世界に君臨した巨大メーカーが破綻した。金融危機だけでは語れない、その意味を問う。米ゼネラル・モーターズ(GM)の連邦破産法十一章(チャプターイレブン ...
「九〇年代は日本にとって失われた一〇年といわれますが、私はあえて、育まれた一〇年だと考えたいのです。市民社会の基本的な倫理、多様性のあり方、公平で公正な社会の追求など深層 ...
「儲かりすぎて怖いくらいだ」このセリフが海運業界の住人の挨拶代わりになっている。二〇〇三年後半から始まった「未曾有の活況」の演出者は中国をはじめとする新興国で、タンカーや ...