パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐり、イスラエルのガラント国防相は15日に記者会見を開き、戦闘終結後のガザの統治についてネタニヤフ首相が「イスラエルがガザを軍事的に支配することはないと宣言する」ことなどを求める声明を発表した。
イスラエルの戦時内閣で、軍事作戦の方向性をめぐって分裂があることが公になるのはまれだ。ガラント国防相はベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、ガザ地区の文民・軍事統治をイスラエルが引き継ぐ計画がないことを、公に宣言するよう求めた。
アメリカのジェイク・サリヴァン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は19日、イスラエルを訪れ、ベンヤミン・ネタニヤフ首相に対して、ガザ地区での戦争を同地区の将来を見据えた「政治的戦略」に結び付けるよう提言した。